13日の参院予算委員会で、自民党の西田昌
司氏が大阪市から山陰地方を経由して山口県
下関市を結ぶ「山陰新幹線」の実現を求めま
した。
これに対し「新幹線より先に本線を単線から
複線に」と見解を述べた安倍首相。
京都から首相の地元・山口までを結ぶ山陰本
線は大部分が単線なんですね。
しかし、新幹線が実現すれば、地方活性化の
キッカケになるように思いますが、山陰新幹
線の実現性はどの程度あるのでしょうか?
山陰新幹線の実現性は?
山陰新幹線は、実は高度経済成長期の1973年
に計画されていたんですね。
しかし、当時オイルショックが起こり需要の
抑制策がとられ計画が中断しました。
もし、この時に新幹線が出来ていたら今の日
本の西日本の「山陽は繁栄、山陰は貧しいと
いう」構図は変わっていたかもしれません。
全線の建設費用は4兆円といわれるビッグプ
ロジェクト。
沿線都市の人口が少ないこともあり採算がと
れるのかという心配があり、中々実現されま
せん。
現状は0%に近い値でしたが、ようやく安倍
首相をはじめとする議員たちが動きだし、期
待されています。
インフラって、採算合わないからやらないっ
ていう簡単なものじゃないと思うんですよね
。
もちろん、無駄な税金を使うことは許されま
せんが。
かつて田中角栄は、日本列島改造論で、人と
カネと物の流れを都市から地方に逆流させる
“地方分散”を推進し、日本を劇的に変え
ました。
そのおかげもあり今の日本があると思うんで
す。
国がインフラというベースを作ることによっ
て、その上に企業や個人が色んな形で街を作
っていけるのではないでしょうか。
停車駅はどこなのか予想!
予想される停車駅としては、新大阪駅・篠山
・福知山駅・豊岡駅・新浜坂駅・鳥取駅・倉
吉駅・米子駅・松江駅・出雲市駅・太田市駅
・江津駅・浜田駅・益田駅・東荻駅・長門市
駅・新下関駅などが予想されますね。
山陰地方への観光活性化が予想されます。
また、冬などは瑞穂や大山など、西日本での
スキー場として充実してますので、スポーツ
を楽しむ人などの往来もあるでしょう。
それから、山陰ルートができることによって
現状の山陽ルートの大規模な改修工事だった
り、点検だったりが容易に行えることにもな
ります。
先日、東京電力の送電線の火災事故がありま
したが、30年以上も放置している送電線は
1000kmにも及ぶとのことです。
これは、その都市部に送電するケーブルが他
にないことで点検や改修工事がおろそかにな
っていたのではないかと思われます。
予備ルートが存在することによる安全を担保
できることや、地方活性化、人やモノの流通
の流れを変えるなど、様々なメリットがある
と思います。
もちろん、とんでもない金額のコストがかか
ることから、税金があがるなどデメリットも
あると思います。
しかし、インフラを整備することで、何か新
しいものが生み出されるということは結果的
に良いことだと思います。
「山陰新幹線を実現する国会議員の会」って
いうのが発足しているようで、メンバーは、
安倍首相を始めとする山陰地方や京都などの
選出議員や、石破茂前地方創生担当相もいら
っしゃいます。
山陰の地方活性化に向けて実現してほしいも
のですね。
コメント