みなさんは、おせちをどうされますか?
最近ではもうすでに豪華なおせちの早期予約
のポスターなどが目に付くようになりました
ね。
子供のころは年末になると母親が忙しくおせ
ちを作っているのを見て、お正月が来るのを
ワクワク待っていたことを思い出します(^^)
さて、おせち料理の中に入るもの、それは今
も昔も変わらず受け継がれているように思い
ますが由来はご存知でしょうか?
ここでは黒豆を取り上げてみたいと思います
、黒豆の由来、意味にはどんなものがあるの
でしょうか。
今回はその辺りにフォーカスしてみたいと思
います。
おせちの黒豆にはどんな意味が?
おせちと言えば赤や黄色、ピンクにしろと鮮
やかな色味が並ぶなかでの堂々の黒!
黒豆ですがちゃんと意味がりあります。
とくに黒豆は祝い肴(こうぎょう)三種とい
いまして黒豆、数の子、田作り(関西では田
作りではなくたたきごぼうが多いです)の三
種とお餅さえそろえば「お正月が祝える」と
言われています。
その中のひとつの黒豆は絶対に外せない大事
なものとされているんですね。
<厄除け>
・その見た目そのままの真っ黒な色、これは
魔除けの色、邪気を払う色とされてきました。
この一年厄払いをして元気で過ごせますよう
にと願いが込められています。
<長寿>
・まめに達者で長生きできるように、と豆の
まめをかけています。
昔の人はうまく考えていますよね(^^)
<健康>
「まめ」に働き「まめ」に暮らせますように
とこれまた豆とまめをかけています。
先ほどの長寿とも少しにていますが今年もみ
んなが元気で過ごせますようにと願いを込め
られています。
どれも同じような感じですが(^^;
昔の人はうまいこと考えるものですw
「家族みんなが健康で長生きでき、まめに暮
らしていけますように」ですね♪
関東と関西の違いはある?
黒豆は関東でも関西でも必ずおせちの中には
入っています、先ほど説明した三種にも入っ
ています。
他の違いを調べてみるとの炊き方に違いがあ
りました。
まず関西では、まるくふっくらと甘く煮ます。
しわが寄らない=長生きできるようにという
意味があります。
次に関東では、わざとしわができるように炊
きます。
わざとしわを付けることで、しわに見立て
しわが寄るまで長生きしようという意味があ
ります。
関東関西では炊き方、豆の見た目も違いがあ
るんですね~w
ただ意味合いだけはどちらも長寿を意味して
います。
黒豆の作り方
< 材料 >
黒豆:250g
砂糖:250g
しょうゆ:大2
水:1500CC
< 作り方 >
①たっぷりの水で黒豆を洗います。
洗えたらざるに上げておきます。
②鍋に材料の調味料を入れてひと煮たちさせ
たら熱いに①の黒豆を入れます。
軽くかきまぜて落し蓋をして半日から一晩置
いていておきましょう。
(調味料の分量がお好みで変えてください)
*鍋の温度が低くなりすぎない方がいいです。
③鍋を火にかけて沸騰する前に弱火にします。
(アクは取っておいてください)
④落し蓋をして1時間くらい煮ます。
⑤1時間くらい煮たらこの後1時間ほど置いて
おきます。
⑥再度中火にかけ沸騰する前に弱火にしてま
た1時間煮ます。1時間煮たらまた1時間ほど
置いておきます。
⑦一度、豆の硬さを確かめてくださいね、ま
だかなと思ったらまた鍋にかけて沸騰する前
に弱火にして1時間煮て1時間寝かす。
この工程を繰り返しお好みの硬さになるまで
煮ていきます。
毎回置いておくときには鍋の温度が下がり過
ぎないように気にかけておいてくださいね。
工程はわりと簡単なのですがなにせ手間がw
硬すぎたり柔らかすぎたりとなかなか難しい
のですが、お好みの甘さや硬さを調整できる
ので一度試してみてください。
まとめ
いかかでしょうか黒い豆、黒豆って意外と重
要なポジションであることがわかりましたね。
黒豆を煮る時には釘や灰を使うのが本来の炊
きかたです。おばあちゃんに習った方はその
方法をされているかもしれませんが、現代風
にアレンジされたものを載せています。
黒豆をうまく炊けたら一人前!
なんて言葉も聞いたことがありませんか?
ほんとうに手間も時間もかかってしまう黒豆
ですが一度挑戦してみてはいかがでしょうか。
今思い起こせばこんなに手間暇かけて作って
くれていた母に感謝です。
みなさんも今年は黒豆を炊いてくれた方に「
ありがとう」の気持ちをこめつつ邪気をはら
い健康で過ごせるようにと黒豆を食べてくだ
さいね^^
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